大雪警報発令…おいおい何もこんな日に雪にならなくてもいいじゃ~ん。まさかイーキン風邪で欠席なんてないよなぁ。ココは日本なんだからそれは許されないぞ~。と寒さに震えつつ会場となる青山スパイラルホールへ到着した私。午前9時40分、ビルの前にいる人はまだまばら。イーキン、君はこんなけなげなファン達に支えられてるんだからなぁ~、今日は私たちを存分に楽しませてくれよ~。と身勝手なことを思いつつ、ようこちゃん、マンゴーさん、私の3人はしばし香港談議。10時をすぎる頃にはビバ!のみんなが続々集まってきた。まさか奥しゃんと抱き合って再会を喜び、次男のだいちゃんとお喋り。なつみん、やぎ組のだいちゃんとレベルが近いのかとっても気が合うカンジ。将来はお嫁にしてもらうかなどと考える。奥しゃんを筆頭に、だいちゃん、兄のゆかいくん、harumamaちゃんとkimi-chanの娘さんがこの日の「パーティーの台風の目」となるとは、私はこの時まだ気づいてなかった。ビバ!のみんなは今日の大仕事『極速』の振り付けの最終チェックに余念がない。寒さのあまりやる気も出ず、他人事のように眺める私。あ…愛が足りない??(爆)
午後2時、パーティーがスタート!まずは公開間近な『風雲』のプロモ映像が流れる。”かっこいい~#と思わずため息をもらす400人(予想数)。そして、司会の関谷さんが出てきた。「みなさん一緒にイーキンを呼びましょう」。「イィ~キィ~ン!」まるで「おかあさんといっしょ」のようなノリでイーキンが登場。かつて子供番組の司会をやっていたイーキン、この出だしはその過去からの因縁か?イーキンは、オフホワイトのGUCCIのジャケットに黒パンツ、極速仕様のサングラス、ととってもクール。いつものカジュアルなイーキンと違い、まるでどこかの古惑仔みたいだ。「この人、あたちの知ってるイーキンじゃな~い!」と私がもし3才児だったらすっかり脅えるところだったぞイーキン。今日のイーキンの男っぷりは最高。浩南&SKY路線をいってる。これで更にファンをダマセ…いや獲得できるぞっ!まずは日本語でご挨拶。「ハロー。イーキンです。(この後、何か日本語を喋ってたけど忘れた)ささえてくれてありがとう」。出た~っ! お約束!場内大爆笑…もとい大興奮。このセリフは少なくともあと2~3年引っ張れるぞ。良かったねイーキン。短いトークの後、早速お歌へ。
振り付け練習の成果が問われる瞬間がやってきた。スリー、ツー、ワン、スカ~イチャッチャチャッ…『極速』が始まった。右を見ても蛍光棒、左を見ても蛍光棒、後ろを見ても(しつこい!)蛍光棒!オレンジとピンクの蛍光棒が闇にきらめいてすごくキレイ!さすがはみんな日本人。一糸乱れぬ蛍光棒さばきだわ。香港人にはできない技よ。イーキンも喉の調子がいいカンジ~!とフンフン一緒に歌詞を口ずさんでいき、ラップの部分に差し掛かった。「シューシュー」ありゃ?!何ささやいてんのイーキン?「シューシュー」ん?何やってんの前傾姿勢とって?「シューシュー」おっ!こっちに来た。「スカ~イスカ~イ」あ、スカイって言ってたのか。わははははははははは。歌いながらサングラスを外し、イーキン素顔をご開帳。とたんに「キャー」と黄色い声援が飛ぶ。イーキンの目はキリリッ。トニーさんのように熱いビームを放ってる。あ~殺されそう。途中で歌詞を忘れないだろか?という心配も杞憂に終った。でもまだ2曲ある。このまま気を抜くなイーキン!
『風雲』を歌って、「中華英雄」の映像が流れ、再びトークに。ここらで子供好きのイーキンの血が騒いだ。harumamaちゃん&Kimi-chan宅のチャイナドレスガールズ、まさか奥しゃん宅の中華英雄ボーイズに目が釘付け(両親の作戦成功)。一緒に写真も撮って、イーキンるんるん気分。でもねぇイーキン、わざわざ自分の真似して華英雄の格好をしたボーイズに向かって「それ、アメリカンコミック?」ってなんじゃい?!頼むよ…自分の役の服装ぐらいちゃんと覚えといてくれ。それとも今日はコンタクト入れ忘れたか?
Q&Aコーナーは爆笑の連続。雷太郎さんは『EKINMAGIC』のジャケット写真と同じ衣装をまとったテディベアをイーキンに進呈しつつゲームに関する質問。熊ちゃんを手にしたイーキン、自分と同じ格好をしていることになかなか気づかない様子。最後の最後で気がついた。ここでイーキンに注意力が無いことが400人の観客に一気に露見。小鳳姐さんの「蛍光棒の振り付けを見て、どう思いましたか?」の問いには「香港のファンは自分と同じで謙虚。あまりああいうことはしないので、よく解らなくて…」。ってあ~た!こういう場合はお世辞でも「スゴイキレイだった。スゴク? 良かった。イーキン、かんげきぃぃ~」ぐらい言っとくもんだ
。そして、まさか奥しゃんがメンじーさんのご指名によりマイクを握った。みのまさかの異名を持つまさか奥しゃん、仕切る仕切る。場内は更なる笑いの渦に巻き込まれた。奥しゃんのツッコミは、さすがにビバ!だけあって容赦なし。「98年の誕生パーティーで日本は遊びの場所と言ってましたが…」これにはイーキンたじたじ。やばい相手を選んじゃった…とばかりに熊ちゃんで顔を隠して苦笑い。答えつつもどんどんステージ後方へと後ずさっていく。ふふっ。やっといつものイーキンらしくなってきた。しかし、汗をかきかきなんとか奥しゃんのツッコミをかわしたものの、次の質問もババ引きモード。「日本のファンはデブばっかりと言ってましたが…」。またまた熊ちゃんで顔をひた隠すイーキン。「いや、確かに言ったけど…でも太りすぎは身体に悪いから痩せた方がいい」さらに後ずさりつつも再び私ら日本ファンをバッサリ。「彼はほんとにストレートな性格で…」という関谷さんのフォローはフォローになってない(笑)。
最後のお歌は『together』。イーキンはkimi-chanの娘から蛍光棒を奪い、クルクルまわしはじめた。うまいぞイーキン。その振りもらった~!でもね、その蛍光棒の持ち方逆だよ。それじゃ先端が光んないじゃん…。
3時をまわったところで、いよいよ待望の握手タイムに突入。なんと1人1人とじっくり握手という嬉しさ。もちろんツーショット写真も撮れるしサインだってできちゃう。感極まって泣いちゃった人もいるみたい。え?私?実はマイケルと話をした時の方がドキドキしてたりして(爆)。みんなプレゼント持参の人ばかり。イーキンのツボをつくために、オモチャ関係を贈っている人が多い。しかし、やっぱり400人との握手は時間がかかる。だんだんとイーキンの顔に疲労の2文字が浮んでくる。ずっと立ちっぱなしで疲れた足首を交互にグリグリまわしてる。いやん、なんか可愛い~。唇が乾いてきたのか、水を飲んで唇を舌でナメナメ。おいおい…。笑顔も控えめになってきた。よく見りゃ目が血走ってる。可哀相になったがしょうがない。これも仕事だよイーキン(笑)。
私はブラックジャックのオルゴールを持参。「疲れた?」「ううん」「これあげる」「あ!オルゴール?」(とネジを逆に巻きだす)「逆だってば…気に入ってくれるといいな」「うん」(もう私なんて眼中なし)「サインして」(とイーキンとマイケルのツーショット写真を出す)「あ!マイケル!」(なんか嬉しそう)「前に友達にもらった」とここまではやたら会話がスムーズに進む。やるじゃ~んなつみん!と思ったら「これからも応援するね」が通じない。「ゴ~ウェンユンジジ~ネイ、ジ~ジネイ、ジジ~…」繰り返すこと実に4回。「ジ~ジ…(イーキンまで口に出し繰り返す)あっセンキュ~」やっと通じた。ふ~。いやな汗かいたよ。
香港のイベントでは疲れると、ボ~っと上の空になったりテレテレしたり、観客に気を遣わなかったりする(平気で尻を向けて立ち続ける)イーキン。でも今日のイーキンには、ばっちりプロ根性が垣間見れた。きっちり観客席を見つめ続けてくれたし、毅然していてスターっぽかった。やっぱりあの事件のお陰で、一皮剥けたか?
イーキンの「隣のシロウト兄ちゃん」なところが好きだった私だけど、こんな「スターなイーキン」もいいなぁと思えたパーティーだった。そうね~「たまにはスター」じゃなくて、このまま「いつもスター」でいてもらわんとね。そろそろね(笑)。
Text by なつみん
Photo by まーくん