さて、去年までは大阪での公演のみで終わっていたポップアジア2004。今年はそのダイジェスト版という形で、14日東京でもライブが行われました。当日は結構寒かったのですが、そんな寒さも気にならないほど会場前は人人人〜〜〜〜日本語、ハングルといった熱気であふれておりました。例のごとく「鄭伊健」のうちわを持った私達「鄭伊健」プラカード隊はラッキーなことに170番台のチケット。会場に入るとすでに左側、かぶりつきの場所を押さえていた Saraling達に呼び止められたのですが、反対側を押さえていたメンじーさんと合流。呼んで下さったのに行けなくてごめんなさい。でも、「鄭」だけ左にあるのはおかしいもんね。私たちは前から2列目、とてもラッキーな位置でしたね。ほとんどかぶりつきです。イーが前に立ったら鼻の穴しか見えないくらい近い!大阪とは月とすっぽんのポジションだぜ!メチャ嬉しい。(^^♪
続々と入場してきて、あっという間に立見席はギュウギュウ。開演まで1時間もあるというのに、立ってても全然平気。あれやこれやとおしゃべり三昧。大阪の時の「ナメクジ」はどこへやら、マジ恋裏番長緊張がすっかり解けてパワー全開です。周りは全てPファンという状況にもかかわらず、イーについてしゃべるしゃべる。ふとメンじーさんが「あれ周先生?」と2階席を見て言う。実は周さん来場していました。イーに招待されたらしく、会場前にいるところをメンじーさんが発見。「まさかさん、周先生だよ。行って来たら?」と言われましたが、尊敬する先生の前になんて恥ずかしくて行けませんって。イーよりあがっちゃうじゃん。(なんでよ)とまあ、2階席を見ながらあれは誰だ?手足の長い誰かさんが来てねぇか?などといっていると、今度はマイケルを発見!2階からビデオカメラで客席をずーっとなめるように(いや〜ん)撮っている。「キャー!!なめて〜!」とは言ってないが、「鄭伊健」プラカード隊、ウチワを振ってアピール。するとさすがマイケル、ちゃんと気づいてくれてアップで私達を撮ってくれました。と、思う。再生したらウチワだけ映ってたりして。(笑)マイケルのビデオに収まったと思うと任務(なんの?)の半分を完了した気分。これからだっちゅーの。
「おいおい、いつになったらレポート始まるんだよ。」なんて声が聞えそうなので、そろそろ本題に移りましょうか。大阪と同じく、舞台には上からスクリーンが下りていました。今回は真ん中に1つだけです。書き割りの板はなく、緞帳と呼ばれる幕がスクリーンの幅だけ残して閉まっていました。幕が閉まりきっていないのでスクリーン下から舞台が見えます。かぶりつきの場所にいた私達からは袖の奥まで見えました。舞台にはすでにバンドのセッティングが完了しており、その配置からイーが最初であることが判明。文化庁のことだから大阪と同じくイーのあとはPでラストに舞台挨拶だろうなと予想を立てる。開演時間になると大阪と同じく映像とナレーションでフェスティバルの紹介。大阪と違ったのは「ここで大阪でのライブの模様をお送りします。」と、11、12と行われたライブのうち、タイのPalmy、韓国のP、オム・ジョンファそしてイーの映像が流されました。Do As Infinityやゴスペラーズの映像は流されなかったんですが、たぶん著作権問題だろうということです。この大阪の映像にはマジ恋裏番長、ちーとばかしカチンと来ましたね。他のアーティストは客席がほとんど映らなかったんですが、なぜかイーの時は会場から引きの画が、わかります?会場後ろのカメラから舞台のイーを写していて、グーッと会場全体が映るように撮るってことです。客席にポツポツと立っているファンの後姿と、そのファンだけに歌っているかのように見えるイーの姿、つまりさみし〜い感じの画を流されて「何だよこれ!」と思いましたね。勿論、私達「鄭伊健」プラカード隊はブーイング。周りのPファンに笑われてしまって、自分達のことよりたぶん既にスタンバイしているであろう袖にいるイーのことが気になって私はつい奥をのぞいてしまいましたよ。もう少し神経使って欲しいよな、文化庁さんよぉ〜。続けてイーの紹介ビデオの上映。大阪よりも「暗戦2」の綱渡りシーンで爆笑の会場に「これはまあ、仕方ない。」と思いはしても、その前の映像のこともあって「これはないよな」とつぶやいてしまう。やはり袖のイーが気になってしまう。あいつってば単純なだけに落ち込みやすいところがあるんだよな〜。大丈夫だろうか?ちゃんと応援するからね!と気合の入る私達。
さあ!紹介ビデオも終わり、バンドメンバーがスタンバイ。勿論ウィンウィンも。スクリーンが上がり、幕が左右に引くとイントロが始まった。あれ?出てこないぞ?どったの?と袖の方ばかりを見ていた私。するといきなり視界にイーが入ってきてマジ恋裏番長、心臓が飛び出るかと思った。(#@.@#)皆さんの書き込みにもありましたが、中央にスタンバイして立ち上がって前にきたそうですね。「香港明星迷」かよ。とにもかくにも、大阪よりぜーんぜん近いイーに狂喜乱舞。そうしながらも服装チェックは忘れません。上は袖がきりっぱなしのようなデザインになっていて、左胸に黒でブーツの絵が描かれたグレーのジャケット、グレーの長袖インナーは首のところがV字、そこから黒い革ヒモのチョーカーが見えていました。V字の左側が破れててお母さん舞台に上がって縫っちゃおうかと思いました。あ、なんだ、そういうデザインか。下は左太もも部分(いや〜ん)に白でリンカーンの絵が描かれてある黒のズボンを着用。足元はオフホワイトのスエードの靴。先が丸くてかわいい。はっきり言って「渋谷だから気張ってきたのか?」って感じ。(笑)ジャケットのブーツ柄もでかくて目だったけど、後姿見たら背中に馬の絵が描かれてて「馬かよ。」と思わず突っ込んでしまった。目の前にいたPファンが吹き出したのには言うまでもない。まずいまずい。カッコイーキンをアピールしなきゃ。ライブの後お茶をしたんですが、イーの服の話しが出た時、「グレーのジャケットの胸にDとCかな?の文字があったように思う」と私が言うと「ええ!!ゴルチェ&ガッパーナ???見えない〜〜〜」と皆大騒ぎ。D&Gは派手なプリントとかあるけど、あんな地味なのあったか?どうしてもっとカッコイイの選ばないんだ?いい男なんだから、白いシャツ着て黒いズボンはくだけで十分なのにね。等々・・・。居合わせた人が口々に言う々。要するに、似合ってなかったわけじゃないけど、もっといいのがあるはず、って。でも、最終的に「もしD&Gショップで他のと今日着ていたのとあったら、イーあれ選ぶよね」と言うことで納得。(何をだ)
とまあ、そんないでたちで中央に立ち歌うは「風雲」。声もよく出ていて、笑われたとそこで泣いてるんじゃないかと心配していた思いはどっかに吹っ飛んでしまいました。楽しみにしていた「前傾姿勢」はゴスペラーズに突っ込まれたせいか渋谷ではなし。でも、油断すると力が入って体が前にいきかけてました。(笑) お次は「友情歳月」早いバージョン。早くも燃えてる私は「陳浩南!!!!」と声をかけて大騒ぎ。大阪よりもあちこちに移動しながら力強く歌うイーは最高! そして渋谷ではこの曲の後に「極速」が入りました。この曲を聴くと、どうしても2000年の日本でのFCパーティーを思い出して笑ってしまう私。間奏でじんわ〜〜〜〜っとサングラスを外してカッコイイつもりだったイーがメチャメチャおかしくて泣けてきたあの日から4年。この日のイーはあの時とは比較にならないほどカッコよくて、思わず♪Sky〜Sky〜♪と叫んでしまいましたわ。(#^.^#)もうね、マジ恋裏番長張り切りすぎてイーが何してたか細切れでしか覚えてないのよ。この「極速」の時だったか、合いの手入れる私達にマイク向けてくれたり、でも、そのマイクの向け方がなんか変だったのよ。ちょっと PCの前で皆さんもご一緒にやってみて下さいな。小学生のかけっこのスタートの姿勢とって下さい。体重は前でなく真ん中にかけましょう。そのまま上体だけ右にねじってみましょう。はい!それです!その姿勢でマイクこっちに向けてるんですよ。何なんだよ、そのポーズは。(~_~;)そうかと思えばジャケット脱いで何気にお体の線を披露したり、お得意のターンをば披露してみたり。そのたびによだれが出るわ、目がハートになるわ、口じゃ突っ込みいれてるわでマジ恋裏番長大忙し。
カッコおもろい「極速」が終わって女性コーラスのソロ。♪I can fry♪もしかして、もしかしたら、やるのか?やるのか?ああ、イーが両手を上げ出した。おっと、目もどっかいっちゃってるぞ。飛んでる気分出しちゃって、片足まで浮かしちまったよ。そこまでノらんでもよかろう。(T.T)やっとこさ、地上に戻ってきたイー。曲は「同一秒」「甘心替代イ尓」と続きます。「同一秒」の時だったでしょうか。前方ど真ん中の人に向かってひざまづいてまで歌うイー。私はそこにFCのTシャツを着た人がいたのを見ているので、その人に向かって歌ってるのかと思ってたんですが、違う角度から見てた人は「かわいい子がいた」とか「PファンとFCの子を間違えてた」とかいろいろな説が浮上。真偽のほどはいかに?続く「甘心替代イ尓」では感情が入りすぎたのか目がウルウルしかかるイー。皆さんご存知のようにこの曲は「古惑仔3」で浩南がサイを亡くすシーンで流れるんです。イーも「とても悲しい歌だけど、大好きな歌。」と言ってましたっけ。ここだけの秘密。この曲のサビの前、なんと、イーと私の視線がぴぴぴ〜〜〜と、ぴったしカンカ〜ン♪なんちゃって広東語で歌う私とイーのぢゅえっと〜。二人の間には柵もステージも見えない〜。ああ、幸せ〜〜〜。って、♪言うじゃなぁ〜い♪「でもそれは、あんた一人の妄想ですからぁ〜〜〜!残念っ!イーキン近眼切ぃりぃ!」とまあ、そんなことで静かに終わった「甘心替代イ尓」でした。
さあさ、ここでMCです。「コンバンワ、イーキンデス。イ尓好!」「イ尓好!」と返すイーファン。大阪での英語力はどこへやら、いきなり広東語で話し出すイーに笑うファン。本人も笑って「通訳入れるからね」とこの部分だけは英語。短い挨拶の内容は「3年前にこのステージで初ライブを行いました。また皆さんとここで会えて嬉しいです。これからも香港の音楽と映画を愛して下さい。」でした。通訳は大阪と同じ人だったので、今回はこの人が周さんの代わりに付いていたのだと判明。「愛して下さい」と言われたんだもの、マジ恋裏番長叫びましたよ「愛してるよ!」。映画も音楽も好き。でも、お前を一番愛してる!マジ恋裏番長、ついにカミングアウトです。(#>.<#)ぴぇ〜!!それなのに、あの男ってば私の方を見もしない、探しもしない。どういうこと?私のこの叫びの後始末はどうしてくれる?とりあえず、なんか言われたと感じたらしいイーはお辞儀をしてました。正面向いてだけど。(T_T)これもまたお茶の時だけど、「愛してるよ」は私が叫んだと言ったらSaraling達「男の子が言ったのかと思った」だって。なぬぅ〜〜〜。っつーことはもしかしてイーも「元気のいい男の子だ」と思ったのか?しまった。(>_<)番長、腹から声出して叫んじまってたよ。もっと声のトーンを高くして「愛してるよ」じゃなく「愛してるぅ〜」(うわっ、鳥肌たった)かなんかそういうのじゃなきゃだめだったのか。通りで奴が声の主を探さないわけだ。って納得してどうする。私に告白されたとも知らず(ぶぶっ)イーは「次は新曲を歌います。」と「心照」へと繋ぎます。
「心照」が始まるとコーラスの男女を手本に会場が手拍子を始めました。何度も書きますが、この曲本当に爽やかで前向きな感じがして私は大好きです。途中間奏でイーも手拍子。コーラスの子を見て合わせてどうする。しかも前向いた時にはどんどんズレてってるし。(~_~;)そこがイーらしくて逆に安心する私。「心照」が終わるとラストの曲「太陽出來了」。後ろに行ったかと思ったらマイクをスタンドつけてきた。でも、下まで無いの。途中までのスタンド。まるでロックシンガーのように持ってきたのを見て「頼むから振り回して頭にぶつけるんじゃないよ〜。」とハラハラしだす私。おまけにこの曲は例の♪NO!♪と叫ぶところがあるじゃん。大阪じゃあ、どんどん外れてったんだっけ。ああ、ここまできてこんなハラハラするとは思わなかったよ。そんな母心とは裏腹に、アップテンポな部分ではパワフルに、静かなメロディーでは情感たっぷりに歌うイー。心配した「NO!」の部分は歌わなかった。あまりのズレに優しいウィンウィンもNG出したか?こういう曲の終わりはたいていガーッと盛り上がりーの、飛び上がりーのでドンとしめる所なんだけど、イーの場合、両腕を横に上げて「クッ」と肩に力が入って終わり。思わずコケる私でした。最後はバンドのメンバーとともに手を繋ぎ、深々とお辞儀をして退場です。大阪と違い、すぐに幕が左右から閉まり始めたので、イーは自分で後ろに置いていたジャケットを取りに行き、そのまま袖に入ってしまいました。ラストにはカーテンコールがあるかもしれないと、1時間半もPファンに囲まれ、押され、もまれながら待った私達でしたが、結局誰も出てこないでスクリーンが下り、幕が閉まっておしまい。イーファンは勿論のこと会場全体が「え?何?終わり?」と唖然ぼー然。全然締まらない終わり方でモヤモヤっとした気分。大阪のゴスペラーズのように仕切ってくれるような出演者がいなくったって、せめてアナウンスで紹介して「皆さん大きな拍手を!」ぐらいがあってもよかったんじゃない?文化庁さん!ということで、もう出番の終わったイーは帰ったかもしれないと思いながらも、未練タラタラ。イーの名を何度か呼んで係員に追い立てられ渋々あきらめた私達「鄭伊健」プラカード隊でした。
あ”〜〜〜〜〜全然短かったよ〜。(>_<)物足りなさ過ぎ〜。2時間たっぷりイーが見たかったよ〜〜〜。改めてイーの単独ライブを見たい!と思いました。3年前、一生懸命覚えてきたフラメンコ風ダンスを踊るイーを会場全体が温かい目で見守っていたあの時が懐かしい。正直言いましょう。AXライブはPでした。イーを応援している声も思った以上に大きかったし、Pファンの人もちゃんと見てくれました。でも、PとPファンは凄い。そして、その事を誰よりイー自身が感じた事だろうと思います。香港以上に日本の韓流の凄さにきっとイーは驚いたでしょうね。自信失ってたりして。楽屋の隅でひざ小僧抱えて床に「の」の字書いてたりとか。(ないない)でも、それをバネに「くそー!!今度ここに来る時は1ヶ月連続爆満ライブをやってやる!」「俺が日本の韓流を香流にしてやる!」とかって自分を鼓舞したり・・・・しないんだよな〜。(笑)でも、そういう浮き沈みの激しい中を今までやってきたんだもん。これからもがんばれるよね?がんばれ!イーキン!そして、イーキンに代わって、たくさんのPファンに囲まれながらもたくさん々声援を送ってくれたファンの皆さんに「多謝!」。これからもイーキンをよろしく!
Text by Masaka