やっぱりメインはイーでしょう〜
そして、お待たせしましたという福留氏の紹介で思わず、「待ってたよ〜!!」と声を上げたメンじーさん。おお!!スクリーンにはイーの写真が大写しになってるじゃないか〜。(#^。^#)ぴゃー!!!(ぴゃーって何?)ついにきたわ〜、夢でもとんとご無沙汰しちゃったイーだわよー!!生イーよーーーー!どこどこどこ???と舞台そでを見る私の目に飛び込んできたのは、コムサのジャケットに黒T姿で階段のど真ん中から下りてくるイー。ええ!!(゜o゜)今までと演出違うじゃん。どういうこと?まあ〜、申し訳ござません、ジョンフンファンの皆さん。多分特別待遇だったのは、ジャッキーのお膝元だからでしょう。すみませんね〜。なんて謙虚なふりして人一倍でかい声で声援を送る私達。ジャッキーを餌にコンサートに連れてきたお子達はプラカード持ちと化していました。親子で「鄭」「伊」「健」と書かれたうちわを持参。「うちわは横に出さない、自分の前。後ろの人が見えなくなるだろ!声をかけろ!こっちを見たらペンライトを振って!」とお子達に指示とダメ出しをしながら満面の笑みでイーを応援。曲は「風雲」でした。前回の来日ライブ(もう4年も前なのね(T_T)) POPアジア2004の時も「風雲」を歌い、あまりに力んでいたその姿をゴスペラーズに突っ込まれていたイー。この曲はないだろうと思っていたけど、よく考えてみたら共演しているアーロンもいるんだし、歌うわな。今回は力んだ様子もなく、まるで風雲の衣装をまとっているかのようにゆっくりと舞台を歩くイー。そうなのよ、この人歌う時なんていうのか、役を演じてる感じになるのよね。かっこよく見せようとか、自己陶酔する部分が全くないのよ。JIJIさんから教えてもらった「1本釣り」とかね、お客さんの一人をターゲットにして絶対落としてやる〜、みたいな事を歌手はするものなのよ。それがあったらもっと凄い人気になってると思うよ、イーは。それがない、物足りないのがイーなんだな。後もうちょっとの事なのにーと思わせるちょっと変わった母性本能のくすぐり方だよね。くすぐられてます。ずっとくすぐられてるんで感覚麻痺してます。そんなもの足りないイーを突っ込んでいるのが楽しい。(^.^)声援の聞える方にゆっくり移動しているんですが、歌うのに一杯一杯なのか手を振る事すらできないイー。それくらいは出来るだろう。それとも、覚え直した歌詞を忘れてはいけないとそっちに集中していたか?いや、歌詞なんて、日本人には分からないんだから適当にして手を振らんかい!と思いながらちぎれんばかりに手を振っていたのは私です。愛想のないイーも好きです。やはりくすぐられ続けて麻痺してます。ははは。さて、1曲目を歌い終えたイー。「僕の友達を紹介します」って出てきたのは周先生ですよ。ここまでの海外アーティストは皆さん日本語で挨拶したりしているのに、この人にはそんな考え毛頭なかったらしい。(笑)通訳を友達と紹介すりゃいいってもんじゃないだろう。少しは日本語おそわれっちゅーの。友達と紹介された周先生、その言葉に甘んじることなくいつものように柔らかい声で自分のお仕事をサクサクこなしていました。「四川地震の直後、香港でチャリティーが行われたけれど、映画の撮影でタイにいたため参加できませんでした。今回、チャリティーに参加するチャンスを与えてくださった事に感謝しています。」「そして久しぶりに日本のファンの前で歌える事を嬉しく思います。皆待たせてごめんね。新幹線で駆けつけてくれたHさん、時間はまだ大丈夫?泊りがけで来てくれたTさん、ありがとう。1階奥のHママさん、お嬢さんは大きくなったでしょうね。そして台湾だろうが香港だろうが駆けつけて最前列をキープしているSさん達、Iさん達、そしてPちゃん、ありがとう。ニンニンさん、オレンジのジャンパーがとても似合ってるよ。辛辣発言奥さんのことも忘れちゃいないよ。子供達は大きくなったね。ありがとう、ここまで育ててくれて。」「ごめんなさい。お子達は洗脳していたんだけど、ジャッキーとスタロ−ン、シュワちゃんがお気に入りなの。血気盛んなお年頃だから許してね。大人のあなたの魅力に気付くまでもう少し待っててね。」えー、言うまでもなく、後半は勝手な想像。ここまでたっぷり言わなくても、ファンに一言ほしかったよね〜。その一言でどれだけ報われる事か。多分、自分ひとりの出演でもないので遠慮したんでしょうけど。そこがイーらしい。2曲目は予想していた「together」ではなく「友情歳月」でした。「古惑仔」の曲ですね。男の子同士デュエットするのにもってこいの曲。ああ、久々に陳浩南が見たくなったわ。思ってる以上に声援が飛んでいるのに、やはり歌ってる時は余裕がないのか?イー。こんなに応援してるのにアイコンタクトもなしだよ。(/_;)いや、大丈夫、くじけるな私。がんばれ私。メインはチャリティー。個人的な欲は禁物よ!とまあ、人間のまるでできていない私は己と戦っていたのであります。
まじめな国王様
そんなこんなしているうちに2曲目も終わってしまいました。ああ、時の経つのはなんて早いの。もう退場?すると、おお、司会自ら舞台中央に歩み出てくるではないか!(゜o゜)どういうこと?そして、まるで旧知の仲のように親しげに話しかける福留氏。内容はイーを見ててまるっきり覚えてないけど、とにかく日本の歌手を相手にするように「映画の撮影はどうでした?」みたいな、イーの情報はいつも耳に入っているよ、そんな感じだったのにはびっくり。実はアジア圏のエンタメにめちゃくちゃ詳しいんじゃないか?福留氏。それじゃあ、共演のアーロンさんも呼びましょう、と紹介され張り切って駆けてきたのはこれまた黒のスーツに銀の文字がまぶしいTシャツを着たアーロン国王。若い、若すぎる。とてもイーより年上とは見えない。ここで今までひっそりとしていた国王ファンシーが歓声を上げました。確実にイーより多かったです。(-_-)しゃーないよな、ここでコンサート開くほどの人だもの。そして話は「風雲2」へ。後ろのスクリーンに衣装のイメージ画でしょうか?それとも原画でしょうか、風と雲のイラストが左に、右に実写の二人がポーズしている写真が出ました。ネットニュースに載ってた写真です。この日、イーがアーロン様の頭にコブつくちゃったんですよね。よかったわ〜お顔に当たらなくて。このちっちゃいお顔に傷つけたらあなた、一生面倒見なきゃいけなくなるわよ。って、女の顔に傷つけたわけじゃないんだから。大げさだっちゅーの。それにしても二人してスクリーンに向きすぎだよ。完全に後ろ向いて「カッコイイ」とかつぶやいてんじゃないわよ、イー。周先生を真ん中に、イーが下手アーロン様が上手なんだけど、こちらからアーロン様の刈上げた後頭部とキュッとしたヒップしか見えないっす。(~_~;)それはそれでおいしいのか?確かにおいしかった。いや、アーロン様のヒップじゃなくて、イーがアーロン様と周先生のほうに向くから必然的に視線はこちら側に・・・。(#^.^#)お顔もバッチリ拝めました。福留氏がアーロンの業績をたたえた後、何を思ったか「アーロンさんから、イーキンさんに、これだけは止めて欲しいという事はありませんか?」と質問。ええ!!!\(◎o◎) /!何つーこと聞くんだ?!「そうですね、撮影の後で必ず彼女に電話するんだけど、Gooby kissはいただけないですね。聞いてるこっちが赤面しちゃいますよ。」「そうですね、撮影現場に新しいおもちゃを次々に持ってくるのには閉口しますね。ほら、僕って役に入り込む人でしょ?横で子供のように騒がれると調子狂っちゃいますよね。」「そうですね、B級グルメ王ならではの現地のおいしいところを教えてくれるのはいいんですが、一度もおごってもらった事がないんですよね。」お願い、アーロン様、それだけは言わないでーーーー!!と、身もだえする私の意に反して一言「いや、別にないですよ。」。ないんかい!!<(`^´)>思いっきり前にコケましたよ、私。私の妄想ぐらいおもろそうな事言わなくていいから、普段のイーの何か話をしてくれよ〜〜〜(;O;)それはそれでつまんないじゃん!!アーロン様ってまじめなのね。冗談言わないんだもの。これが小春だったら私の妄想した内の一つくらいは言ってそうだよね。ってことは何か?そこまで親しくないってことか?いや、余計な詮索は止めておこう。「風雲2」の撮影が終わり、公開がクリスマスと聞いて驚く福留氏。しかし今年のクリスマスではなく、来年のクリスマスですと申し訳なさそうに訂正するイーに「いや、待ち遠しいですね!」と力強く締めくくる、さすが名司会者。そしてバトンはアーロン様へ。
見切れてますよ
さすがアーロン国王、様貫禄です。まんべんなく舞台を練り歩き、サービス精神満開。パワーという曲は少しアップテンポで、それまでバラード一色だったのでエコノミー症候群になりかけていた体をノった振りをして動かし解消。アーロン様で前半終了だったのでしょうか、全員がまたお揃いのTシャツを着て舞台に勢ぞろい。オークションの結果報告です。イーは最初と同じ並びでど真ん中。左にいる周先生の方を見るのでお顔はバッチリ。ここで私達、うちわとペンライトをめ一杯振ってアピール。すると、しっかりこちらを見て「分かっているよ」と目で合図。この一瞬に「君達の事はちゃんと見ているよ。でも場所をわきまえてね、今はお話中だから。」「ハーイ(^o^)丿」ってな会話を交わし(してないしてない)お話中といいながらも(だから言ってないって)右手を腰の辺りで小さく振ってくれました。だぁ〜〜〜〜〜\(◎o◎)/!やられたー!!初めてイーに握手してもらった時の事が甦る。あの時も、もの凄く遠慮して手を振った私達に凄く驚きながらも小さく腰の辺りで手を振り返してくれたイー。そう、全てはその手の振り方、「お前は皇室の出か?!」ってなフリフリから始まったのよ。それよ、それが欲しかったのよ〜。チャリティー精神なんてこれっぽちもなかったのよ。ただイーに手を振って欲しかった欲だらけの女なの。ごめんなさい、あなたのその純な「皇室的手振」に私やっと目が覚めました。あなたはこんなにも真剣にチャリティーに参加しているのに、私ったら、ぶっちゃけ「カムイの撮影で滞在する予定だったから二つ返事したんじゃない?」なんて思っちゃったりしてました。そんな私を許して。なんちゃって〜。実は私を発見して一歩引き、お子達を発見して「ええ?!もしかして」と驚く顔をさせるというのが私のミッション(野望)だったんですが、そこまで欲張っちゃいけませんね。これでよしとしましょう。ミッション完了。でも、舞台上のコンサートはまだまだ続きます。ネット新聞でよく見るのがこの人の名前でした。サンディ・ラム林憶蓮の登場です。歌を聴くのは初めてでしたが、情感たっぷりで上手だなーと思っていると司会席のボード裏に何やらたくましい二の腕が。お?イーか?サンディのファンなのか?と思ったらジャッキーじゃん!!後ろのモニターに写るサンディにメチャ見入ってるよ。見入りすぎて私たちの席から丸見え。見切れてますよ、ジャッキー。(~。~;)ジャッキーに気を取られてたらサンディの出番があっという間に終わっちゃいました。感極まって泣いてしまったというサンディを見逃してしまいましたよ。んで、出てきたのがジュディ&ジャッキー。夫婦漫才師のように掛け合いのおしゃべりをした後、ジャッキーの曲「明明白白我的心」を歌うことに。ジャッキーの生唄ですよ。本人は下手だからとかなり遠慮気味だけど、何の迷いもなく舞台中央へ。それは性でしょうか。体が自然と前に出るんでしょうね。心細いといって中国勢の歌手を呼んで横並びに。サンディ、alan、ジュディ、ジャッキー、アーロン、イーの順に並んで始まった「民民」。「皆さんも一緒に歌ってくださいね。ミンミンせみがバイバイして「うぉー」魚が、「シー」海に帰るって覚えてください。」ジュディ、その覚え方かえって分かりづらいっす。(~_~;)そんな解説がなくても一度耳にしたら1日中頭の中で繰り返されるであろう曲でした。男3人女3人と分かれて交互に歌う姿は、おお、香港の音楽番組みたいだぞ。でも明らかに男性群の声が小さい。そう、イーが口パクだから。後日談で、「足元にモニターがあって歌詞が写し出されてたんじゃない?でも、イー多分読めなかったのよ、簡体字だったから。アーロンはリズム感がいいからリハーサルで覚えたかもしれないけど、イーは無理だったんだろうね。口パクだよ。」と想像。そう、イーは口パクでした。しかも、時々眉間にしわ寄せちゃって、そんな難しい唄じゃないっつーの。(笑)しかも、ここだけの話し、この歌が始まった時、何を思ったか突然私達のほうに向いたのよ。本当に一瞬の出来事だったんで、何だったんだろうと思うんだけど、歌詞を間違えたのを私たちのせいにする・・・みたいな感じだったんだよね。いやいや、これはね、妄想じゃないのよ。(笑)なにやらちょっと助けを求めるかのような感じもしたんだけど、何だったの?今のは?と思って私思わず隣のメンじーさんに「今何か私達のせいにしなかった?」って言いましたもの。テレビ放送 (※参照)にもしこの部分が写ったらその時のことが思い出されるかもしれないけど、不可解だったわ、あの行動。そんな疑問をファンに抱かせてどうする。でも、ちょっと嬉しかったりもする。だって、失敗したいたずらっ子のような顔が見れたもん。そんな40男にやられてます、私。ははは。
謙虚な心
さあ、コンサートも終盤です。w-inds.の登場で歓声がひときわ大きくなりました。やっとダンスナンバーな曲が続き眠気も吹っ飛びましたね。その後はイルカと南こうせつ。司会者自ら「ここには司会は要りませんね。この人たちにおまかせです。」と言ってしまいましたからね。でまた、これが本当に要らないんだわ。イルカがこうせつに「こなきじじい」と言えば「座敷わらし」と返すといった具合にすっかり二人のジョイントコンサートですよ。フォークコンサートにありがちな「みんなで歌おう」を初体験。「みんなおなじ〜」♪みんな、おなじ♪「生きているから〜」♪生きているから〜♪ってな具合でお客さんに歌わせるんだよ。こうせつにいたっては神田川の♪若かったあの頃♪から演奏止めてまでお客さんに歌わせてましたからね。歌っちゃったわよ、奥さん。(笑)「小さい時に聞いた。」なんて周りに聞えるように言い訳しながらフルで歌っちゃったわよ。イルカの「なごり雪」南こうせつの「神田川」、大トリのジュディにいたっては「魅せられて」の白鳥衣装に鳥肌が立ちました。いや〜、いいですね〜。昭和生まれにはたまらないコーナーでした。さて、このチャリティーコンサートの収益金とオークションの落札金は全て四川地震の被災者ために赤十字に寄付されました。が、その一部から岩手・宮城内陸地震へも寄付がなされました。南こうせつ氏が言っていましたが、このチャリティーが実現したのはジャッキーの謙虚さだ。謙虚な気持ちが人を動かすんだと。発起人であるジュディは、出演者、バックステージのスタッフ、そして観客に何度も感謝してました。この二人の熱意がどんなに凄かったかは、このコンサートが開かれた事で証明されています。イーが目的だった私ですが、気がつけば全てのアーティストを楽しんでいました。当日メモ帳を持参したのですが、肝心のイーのところは切れ切れなのに、イルカ&こうせつの部分は2ページぐらい書いてましたよ。(笑)どのアーティストの部分も1ページぐらいはコメント書いてるんです。楽しかったですね。本当にいいコンサートで、おまけに人のためになったかと思うと嬉しいですね。皆さんはいかがでしたか?そして、個人的にこの人は凄いと思ったのが司会の福留氏。3時間以上のコンサート中、ずっと立ち続けていました。おんとし66歳ですよ。私なんか展示会で3時間も立ってたら足なんかむくんでパンパンですよ。プロ根性を見ましたね。お疲れ様でした。
あとがき
久しぶりのイーは本当に変わりなくて嬉しかったですね。オークションの発表の時や、赤十字への寄付の授与の時も、マイクを脇にはさんで力いっぱい拍手したりとか、そういうところがね、イーらしかったよね。そして会場でお会いしたイーファンの皆さん、お疲れ様でした。皆さんに声をかけていただいたり、おせんべい貰ったり(笑)イーのファンは本当に温かい人ばかりですよね。実は皆さんに会えたのが一番嬉しかった私です。昨今、本当に色々な悲しい話が巷に溢れています。皆さんの笑顔が本当に輝いていて「ああ、笑顔っていいよな〜。」と思いました。そんな笑顔を作らせているのは、そう、イーキン・チェンなんです。毎回なんだかんだと言ってますが、彼がいるからこそ、私はまた皆さんの笑顔を見ることができたんです。イーのファンでよかった。(^.^)もしかすると、カムイ 風雲2と、日本で再びブレイクするかもしれませよ〜。その時はイーをガッツリ応援していきましょうね!
Text by まさか