「金蛇郎君」(18時間)
◎いよいよ始まり、第1巻
若い!91年ですよ。23歳ですか。という事は、本当は短髪なんだねー。でも、ロン毛が定着しているから、古装物のかつらに違和感なし。
物語は、とある武道派のもと武芸に励む若者達から始まるのですが、イーキン君演る解連環(しぇ れんほぁん)は、稽古なんて嫌だー、女の子とイチャイチャしてい、ってな感じでやんちゃそのもの。(笑)恋人の龍兒と一緒にお師匠さんにイタズラたりと、解様は屈託なく笑い、楽しい日々を過ごしています。ま、こんな日がずっといたんじゃ面白くありません。段々泥沼化して行きます。誰の陰謀か、解様の武道派は罠にはめられ、育ての親も恋人も殺され、誤解が誤解を招き解様は追われる身となります。笑顔な解様は回が進むにつれ眉間に皺を寄せ苦しい顔ばかり見せるようになります。そんなお顔もステキ。思わずその眉間にマッチを挟んでみたくなる私。(笑) 復讐しようとする解様、その心意気はいいんですがやられっぱなし。(^^;)おお?何だ?この女ばかりの国は?何と、子孫繁栄の為に、外の男をたぶらかして、あるいは穴に落として捕獲しているではないか。何ておいしい国。この中に妄想シスターズが紛れ込んでてもおかしくないぞ。(笑)しかし、用済みの男達は皆ミイラにされて殺されてしまう。「ああ、解様、こんな国に来たら大変よ?」と思ってたら、きゃー!!穴に落ちちゃったわよ、解様!!どうなちゃうの?
でも、大丈夫。解様はその国のお姫さん月半湾に助けられました。助けたのはいい が、何で上半身裸なんだー!何だ、怪我した解様を気功でお月ちゃんが治してるのね 。もう、二人して汗かいてるから勘違いしたわよ。「何で女が後ろなの?」って。( …失礼)でもさ、他の人は服着たままやってるよ?何であんた達裸なの?ファンサー ビスか?(笑)
●わたし的にはですね、危害を加えられているのかと思って月半湾を突き飛ばしてし まった解さまが、それは誤解であるとお付きの人に説明されると、おそるおそる近づ いて、ちょんちょんっと彼女の肩をつつき「ねえ…僕を助けてくれたって本当なの? 」って顔を覗き込んだり、その場を離れる時に、きちんとたたまれた自分の服を胸に 抱えてはねるように立ち去るところなどがポインツと感じましたー(^^)
◎あった、あった。(^^)でもお月ちゃん、解様を好きになって助けたけど、フラ れるのよね。「僕の妻は龍兒一人だ。」何て言われて、泣きながらお国に帰るお月ち ゃん。でも、未練たらたら。
さて、解様は懲りずに復讐しに行くんだけど、やはりやられそうになって毒蛇の山に逃げ込みます。傷を負ってるうえに毒蛇に噛まれ、泣き面に蜂状態の解様は洞窟に辿り着き、そこでばったりと倒れてしまいました。ああ、行けるものなら行ってその毒吸い取ってあげたい!!そこは金蛇郎君伝説の洞窟で、息も絶え絶えの解様は金蛇郎君の亡霊けられ、そこで金蛇郎君の技を身につけるべく特訓を始めます。解様、思ったより身のこなしが重いっス(苦笑)イーキン君、カンフーは苦手でしょうか。リー・リンチェイの足元にも及びません。当たり前だって!比べるなちゅうの。
さあ、1年ぐらい経ったのでしょうか、ちまたでは解様は毒蛇に噛まれ死んだと思 われています。しかし、パワーアップし、衣装も金色、髪型も横分け前髪から真ん中 分け桃太郎風になった解様が、復讐の鬼となって現れます。凛々しいお顔。キャー! !
●ちょーとメイクが濃いですけどね…。特に鼻のラインが…(^^;。
◎にっくき敵を追いつめたものの、数の多い相手にパワーアップしたはずの解様はや はり負けそうになる。が、解様もかなり卑怯者で(笑)、敵の娘 嫣兒を人質に取り 一旦逃げます。
嫣兒をつれて金蛇洞に来た解様は、何やらグチグチ言いながら酒を飲み始めました 。ん?龍兒の1周忌か?ともかくそんな解様の言葉に嫣兒がいちいち口を挟むもので すから、「お前に何が分かる!」って言ってるかどうかは分かりませんが、そんな感 じでわめいてどんどん飲んで頭グルグルです。なぜか雨まで降って来て、とうとう解 様は雨に濡れながら刀を振り回し暴れ出すのさ。わー、ここだ!妄想場面!と、手を 叩き喜ぶ私。(^^;)自暴自棄と言うよりも、酔っ払って見境なくなった奴ってな 感じ。
●ここは解さまの名誉のため(?)詳しく説明すると、独学で武術を身につけたため 、どうも内功(気功のうち、体内的なもの)が逆流したか何かで、狂ったようになっ たようですわ〜。
◎そうなんだ。という事は解様に罪があるような、無いような。ともかく、嫣兒を見 て振り回していた刀をポトリと落とし、「龍兒!!」と言いながら襲ったところでス トップ。エンディングテーマとテロップが、ダーっと。しかし、このテロップ、何で こんな早いんだ?これじゃ俳優の名前見てる暇ないじゃん。(苦笑)考えてみると、解様って最低ヤローかもしれない。(笑)他の女の名前呼ぶなんて 、ねえ。「古惑仔4」でもそんな事してたよな。でもね、その後よ。その後の甲斐甲 斐しい解様に胸がチクチクでしたわ。
●妄想そそりますでしょう〜(^^)薬をせんじたり、医者を呼んでくれたりして、付き っ切りで看病されてみたいっ!とかとか…!「体にいいよ!」なんて鳥の丸焼きなん かも焼いてくれていましたねっ!自分がされたら…と思うと…(妄想、妄想)。
◎しかし、解様ったら、村から嫣兒の治療のために医者を連れてきたまではいいが、 薬飲まないからと言って医者に刀突きつけて、「飲まないとこいつを殺すぞ。」って 脅して飲ませるなんて。どんな飲ませ方よ。(笑)でも、まあ、そうやって看病して るうちに二人の間に敵味方の感じが薄くなってきました。
●このあたりでしたっけ?二人仲良く果実をとったり、魚を追いかけたりしていたの って?とにかく、本当に楽しそうなんですわー、イーキンさまったら。
◎そうそう、イーキン君こういうシーン好きなんだろうね。嫣兒が笑顔を見せるまで に回復してきたところで、解様は敵である彼女の父親と戦うために彼女を連れて決闘 場所に行きます。ところが戦っているうちに危うくなった解様を助けようとして嫣兒 が崖から落ちそうになります。今度は解様が彼女の手を掴んで助けようとしていると ころを、父親が切り付け、嫣兒は解様もろとも崖下の川に転落してしまいました。水 の中で気を失っている解様(どっかで見た事のあるシーン)を、嫣兒が助け、二人が 流れに任せて辿り着いたのが、出口のない洞窟。しかし、その洞窟に流れ込んでる滝 がどう見ても滑り台なんだよな。「滑り台で滝というのはないだろう」というような セットに笑った。
●(爆)(爆)(爆)わたしは、出口のない洞窟で、どうして朝ご飯にマントウを食 べたり、新しい着物を作ることができるのかっ!と一人テレビに向かってつっこんで ました(笑)。
◎そうそう。(笑)待ってましたとばかりに、何もかも揃ってた洞窟でしたよね。
●それにしてもうらやましい嫣兒ちゃんです(-.-)。だって洞窟に二人っきり、でしょー…。出口もなくて、二人っきりよ〜…(←しつこい)。
◎しかも、解様怪我して身動き取れないでいるし、「今だ!」(何が?爆)ところで 、何だって出てくる人皆血を吐くかな。戦って逃げてきた後とか、今頃あの蹴りが効 いたの?って言うくらい後に吐いたりもする。「あんた達、結核かい?」と突っ込ん でしまいましたよ。
●思い出したように、「グフっ」と血を吐く!おそらく中国武術には外功と内功があ るのでせう。外功は攻撃的で即効性のあるワザですが、内功はいわゆる気功みたいな 体内の「気」と関係するワザなので、効き目もじわじわと内臓にくるのだと思います 。セリフをよく見ると「あいつの内功は強いの弱いの」とかよく出てきますです。あ 、ごめんなさい長々と…(^^;武侠関係、大好きなもので、つい…(^^;
◎2巻目に入りましたからね、今後も楽しみだわ。
●ふふふ、凛々しくなった解さまにますますラブラブになること請け合いですわよ (^^)
◎さあ、お待ちかね、金蛇郎君な皆様>2巻目突入感想ですわよ。2巻目の途中にあるという「逆襲われシーン」を妄想していた私は、その前にこん な事があったの?と驚かされてしまった。聞いてないよ〜、まゆりさん!解様のお子 が出来ただなんて〜。勿論、襲っちゃった嫣兒にですよ。
●ふふー(^^)お楽しみにしておいたです!しかしあの時(!)の子供でしょうかね… (-_-;)
◎この頃には二人とも愛し合っておりますから、「お父さんになるのよ。」と彼女が 言うと、解様は大喜び。浜辺で前宙返りしてみせたり、大声で叫んだり、出発しよう として大事な金蛇郎君刀忘れたり。ボケまくり。
●へんてこな宙返りでした…。くるんと回って背中で着地という…(^^;痛そうだった ぞ!あれだけ武術が出来るんだったら、バック転くらいやったれや…って。
◎そうそう(笑)、あれ、砂の中にマットか何か隠してるんでしょうね。そこにめが けてクルンでしたから。でも、それまでずっとシリアスな展開だったから、久々に解 様の笑顔が見れて私も嬉しかったわ。
さて、二人は金蛇郎君がいた洞窟に行き、そこで子供を育てようと思ったようです 。でもね、ここって彼女を襲ってしまったところでしょ?そこに二人戻ってくるんだ よね。お子の誕生が待ち遠しくて、解様は枝を集めてゆりかごまで作ってしまいます 。
● 子供が出来たと知って「ぜひ君を連れて行きたい!」と解さまが向かった先がここ …。そして嫣兒ちゃんも「わたし、後悔してないわ!」と言い切ってます(^^;こわい です、敵同士だったのに、この切り替えの早さ…(^^; しかし、彼も変わり身、はやいはやい(^^;…というのは、子供が出来たと知って金蛇洞に戻ってきたとき、解さまはこう言っているのです。「もう自分の出生のヒミツを北京で確かめることはどうでもいい!生まれてくる子供のために安定した生活を送りたい。」…あそこまで復讐に燃えてたくさん人殺ししていながら、ソレはないでしょうにー(-_-メ)
◎と、表から女の声で「解連環、出てこい!」。解様が出て行くと白装束に身を固め たルビー・モレノ似の女が立ってる!!!
●この武術のえらく達者な女性は「風飛雪」といって、解さまの以前の恋人・龍兒を 殺した男のいいなずけだった人です。解さまは金蛇洞でパワーアップした後、結婚式 に乗り込んで風姑娘の目の前で恋人の敵討ちをしたので、彼女は「夫の仇!」と言っ てしつこいのです。本当に、笑えるくらい、ね(笑)。
◎ええ(笑)、それが1度や2度じゃないんですよ。解様が「誤解だ」と言って何度 も彼女と戦っても殺さずに追い払うのに、しつこーく追ってくるんです。洞窟に来て からも3、4回来てる。(笑)その度に「またお前かい!」と突っ込んでる私。結構 楽しい。
●解さまは彼女に「誤解だ!」と言っているのではなく、「お前の夫が悪いんだ!君 に僕を倒す武術はない!無駄だからあきらめろ!」と説得しているのです。でもと〜 っても重要な人物なので、良く覚えておいたほうがよいですわよ(^^)
◎そしてついに見ましたわよ、「逆襲われシーン」。(笑)薬を飲まされて野獣と化 した解様の恐い事恐い事。(笑)あれでいいのか?あんな解様でお月ちゃんはいいの か?って思いましたわ。でも、予想もしない展開に、「ええ?!」と驚きましたね。 (これは見てのお楽しみ)ええ、あれでお月ちゃんの計画通りになってたら、大変。
●野獣なイーキンさま、すごかったです…。ヨダレをたらして、息を荒くして…。でも、気功が訓練されれてもあんなにころっとやられちゃうんですね(^^;…すごい薬 だなぁ…(^^;(欲しい…とかそういう問題じゃ…)。
◎ぎゃはは。あと、お雪(風飛雪)さんね。思い出しましたよ。誤解じゃなくて、本 当に殺してたんですね。そりゃ付け狙われても仕方ないわ。もう、3巻に入ってから 出てくる出てくる。(爆笑)嬉しくて出てくるたんびに「またかい。出おった。」と 明石屋さんまのようなリアクションとってます。おかしかったのが、「逆襲われシー ン」の後で解様が彼のお師匠さんに助けられてお月ちゃん所から洞窟に帰ってきた時 、お師匠さんが殺気を感じて石だか手裏剣だか投げたら、木の上にいたお雪さんにあ たったところ。「そんな所にいたんかい!」(爆)
●ほとんどストーカー状態(笑)。まあ、それが後にとても重要になってくるのですが…。そういえば、このころ、お雪さんは「我が青城派(武術の門派)を皆殺しにし たわね!」と怒り狂ったりしています。これは彼女の誤解なのですが、なんだかその 誤解はどこで解けたかわからぬまま、ドラマは展開して行くのですよ…(^^;あら〜?
◎あはは・・・いい加減だな。あんなに迫真の演技してるのに、それはないでしょ。 しかしお雪さんのしつこさも、とうとうここまできたかったってのがその後でした。 お月ちゃんところから逃げて来て解様の看病をしていた嫣兒が流産しそうになる。回 復した解様が嫣兒とお腹のお子の為に彼女を背負って薬を探しに行くのね。でも、や っと辿り着いた薬王のところで門前払い食うの。人をたくさん殺したからって。解様 自分の手を見ながらすごく後悔するのさ。
●薬王は「一・親戚である、ニ・恩がある、三・その人の徳が高い」という条件以外では、治療を引き受けないんですと…(^^;。それで解さまは「自分はたくさん人殺し をしてしまったから…」と悔やむのですが、でもそれって自分の過去の行いのせいで 嫣兒(妻)を助けなれないからこそつぶやいているだけであって、根本的に後悔して いるかどうか…。もう解さまは妻と「小連環」のためだけに生きていますから… (^^;
◎まあ、それでもそんな彼の姿を見て薬王が薬のありかを教えてくれるんだけど、言 われた先に行ってみるとお雪さんが先回りしてその薬奪って行った後だったのよ。( ^^;)解様はまた嫣兒を背負ってそのお雪さんを追って行くと、いました。石の上 に置いた杯のアップの向こうにお雪さんの姿が(笑)。
私、この杯の中に嫣兒の薬が入ってるのかと思ってたの。そしたらお雪さん「あな たが欲しがっているのは、これでしょ?」と手に持ってる物を持ち上げたのさ。それ が、どう見ても「山イモ」なのよ。(爆笑)いや、確かに漢方薬ってのは、あんな球 根みたいなやつなんだけど、でかいし、絵になってないのよ。これを細かくして「薬 」って書いた袋に入ってるんなら絵になるんだろうけど、そのまんまかいって姿の薬 をお雪さんがすました顔で持ち上げて見せたのには笑った。
●「山いも」(笑)!確かに、高麗ニンジンのお化けみたいでしたね。
◎で、杯は何かと言うと、これが毒なのよ。解様がそれを飲めば、その山イモ薬をあ げるって言うの。卑怯でしょ?止める嫣兒を振り切って、解様ブクブクいってる杯の 毒一気飲みしたの。さすがのお雪さんも少したじろいだけど、にっくき仇ですからね 、ざまあ見ろと言いながら山イモ投げて行っちゃう。毒はジワジワ効いて何日後かに 死に至るのね。解様は毒の発作に耐えながら、その山イモ(薬って書きなよ、自分) 擦って、いや、煎じて嫣兒に飲ませ看病するの。そんな姿を窓の外からお雪さんが覗 くんだな。解様の死ぬところを見届けようと、どこにでも現れる。(笑)ところが、そうやって二人を見ているうちに、だんだん気持ちが変わって行くのね、お雪さん。余談ですが、解様は嫣兒に、「自分は死んでしまうが、お腹の子の為に 生きろ。」とか言ってるんですが、その度に字幕に「小連環」って出るんだよね。「 幻影・・」のステテコイーキン君の時に話題になった「小伊健」思い出して、その文字ばかりが目についてしまった。わはは。けなげな解様と嫣兒のシーンなのに、不謹慎な私。
で、結局お雪さんは解様を許すの。まゆりさんじゃないけど、女の心変わりがすご いとは言っても、ここまで変わるか、という感じですね。あんなに憎んでいたのに、 これってイーキン君が演じる解様だから成立してるのかな。恋人や育ての親を殺され て復讐の鬼と化した解様ではあったが、本当はとても純粋な優しい人というのが分か ると、皆許しちゃうんだよね。お月ちゃんにもその心が通じる時が来るのかしら。
●登場するおなごはほとんど解さまに惚れてゆくのですよね(笑)。月半湾は、もう 許すとかなんとかじゃなくって、もう惚れすぎちゃって憎い、みたな境地ですよ、あ れは。まあ、解さま(若かりしイーキンね)、かっこいいもんな〜(^^)
◎ 本当だよね。かっこいいのよ。でも、レスリー様の「大三元」じゃないんだから。何であんなモテるか。(笑)ここまで見て来て何がいいって、第1話のやんちゃな解様が、苦難にぶつかっていく度にりりしくなって行くところですわよ。やはりイーキン君には打ちのめされる役と言うのが似合うのかしら。これが同じ二枚目でもアンディ・ラウとかだったりすると、この人なら自力で何とかするだろうって思えるんだけど、イーキン君の場合はがんばれー、しっかりー。」と、ついつい画面見ながら手に汗握ちゃうのよ。応援しないといけないって気にさせるのよね。
あと、「切な系」イーキン君がいいのよね。(目がハート)妻にすると決めた嫣兒 に、「もうこれ以上人殺しはしないで。」と言われるけれど、追手が彼女に襲いかか ると、金蛇郎剣を抜いてしまう解様。その表情が、何とも言えず切ないのさ。何度か それが繰り返されるんだけど、その度に胸が痛くなるのよ。
●「またつまらぬものを切ってしまった…」じゃないですけど、最高にクールっす!憂いを帯びた、なにか深い思索でも行っているかの横顔が良いですー(^^)…でも、結構かんたんに信念を捨てちゃったりするから、本当はなにも考えてなかったりして(笑)。
◎さあ、お待ちかね、まゆりとまさかの「金蛇郎君」タイムー。とうとう3巻目、ド ラマの終盤です。
あんなにしつこく現れていたお雪さんと和解し、解様達に平和が訪れたのも束の間 、やっと巡り会えた解様のお父様が敵に捕まってしまった。敵と言うのは「天命」と いう名前で、解様の妻 嫣兒の元いいなずけ。そんでもって、何かの画策で彼に取り 入ったお月ちゃん(解様がふった女)と打倒解連環とばかりに武術に励むんでる。ドラマのはじめでは解様と同じ武道派の兄弟分(兄)だったのよ。演じているのは 「古惑仔4」に登場している、尹揚明。ええっと、役名なんだっけかな、十三妹の肩揉んでた人。(笑)
で、この天命が、解様のお父さんを拉致したのさ。勿論解様は助けに向かいます。 しかし、嫣兒が心配してついてくると困るので、ご飯の時にお酒の中に睡眠薬入れて 彼女が寝てる間に行くんですよ。(妊婦が酒飲むなー)ところが父親救出に失敗する のね。その一部始終を、起き出してきた嫣兒が見てて、解様より先に家に着いてるの さ。(笑)おいおい、眠らせとくなら、もっと長くしとけよ。なんの意味も無いぞ。 そんでもって、今度こそとお父さんを助けに行った解様は、そこでお月ちゃん&天 命コンビに手足の腱を切断され、動けなくなったところを止めを刺されて死んでしま うのだ。ああ!!主人公が死んでしまうなんて!! そして、解様の死体が横たわる 荒野、白い服の人影が。灯りにうつるその顔は、お雪さん!!「でたー!!」と手を 叩く私。(笑)
●彼女のストーキング行為もまんざら無駄ではなかったようで…(^^;
◎哀れ嫣兒は天命のもと下女にさせられ、お腹がどんどん大きくなっていくのに働か されてこき使われるんです。なんせ天命さんは元いいなずけに裏切られた恨みがあり ますからね、事ある毎に粉引いてる嫣兒のところに「ははは」と言う笑いと共に現れ ていじめてくんですよ。(笑)
●このへんは「おしん」入ってましたね…(^^;
◎それでも彼女は子供のために歯を食いしばってがんばるのよ。(涙涙)月日が流れ 嫣兒が臨月になる頃、ちまたで「金蛇郎君、解連環が現れた」と噂になりだした。さ あ、ここからがドラマの佳境。天命はその噂に不安を感じ、自分の出世に邪魔な人を 次々に殺していくんです。そして戴冠式・・・と言うのかな、無理矢理頂点に立ちそ の儀式の途中、解様ご登場。なんで生き返ったんだろう。
●解さまは生き返ったというより死んでいなかったのですよ。
◎まゆりさん、それはもしかして、解様が特異体質だったから?
●そう、特異体質で心臓が右側にあったのです。とどめをさしたお月ちゃんは解さまの体質を知っていたわけで…(ドラマ前半に思わせぶりな場面がありました(^^;)。
◎確かお月ちゃんが解様の肩にもたれた時、「心音がしない?!」と驚いていたシー ンがあったような気がしてたんですが、やはり、それを覚えていて思い切り刺したん ですね。
●ええ、解さまに未練たらたらだったので、わざと急所をはずしていたのです。最後にも、彼女が身をていして解さまを救うことになるし…お月ちゃんって、不幸の塊のようなお人〜(T_T)
◎本当にお月ちゃんてば、解様を好きになったが為に、世界中の不幸を背負ったよう な悲しい女になってしまったんですね。罪作りな解様だこと。
さて、天命は気も狂わんばかりに解様を殺そうとしますが、さっきも言ったように お月ちゃんがその前に立ちはだかり、身をていして解様を助けるのです。天命はお月 ちゃんを愛していたので、気が狂ってしまいます。その後、町を徘徊するホームレス となるのでした。
●これはとても哀れだった…。いっそ殺しちゃったほうが良かったんじゃないの?みたいな。でも、最後に気が変になるっていう展開、多いかも、中華関係の娯楽で。
◎全てが済んだ解様が、牢屋に閉じ込められている嫣兒のところへ。ひっしと抱き合 う二人。お腹が大きくない事をいぶかしむ解様に、嫣兒がわらの寝床を振り返ると、 そこには「小連環」が・・・。(オギャー、オギャー。って、私が泣きまねしてどう する)感動!!解様は、「金蛇郎君」の洞窟に行き巻き物と剣を元の場所に戻し「平 凡に暮らしたい」と嫣兒、小連環と共に旅立つのでした。めでたし、めでたし。
●『金蛇郎君』のラスト、解さまが復活するところですが、月半湾ちゃんの未練のお かげで一命を取り留めた解さま…。しかし、もちろん手足の腱をすべて切断されてい るので、武術は出来ないはず。それなのに、あちらこちらに出没し、バッタバッタと 悪者を倒したりしてます。その説明として「わたし(任自在)が変装してやったこと だ!」とあるんですよぉぉぉ!任自由って、解様のお師匠さん。あの白髪のサモ・ハ ン・キンポーはいったオヤジですよ!どうやって変装したんやー!と一人TVに叫ん でいました…(^^ゞ変装を解く時の仮面をベリっと剥がすところでも、かつての「怪 人二十面相」みたいでウケちゃいました(笑)。
◎がはは・・・、あーははは・・・、腹がよじれるー。いやー、そうだったんだ。最 後に籠から出てきた解様が全然弱くて、(だからお月ちゃんがかばうんですけど)そ の前の復活解様はどこに行ったのかしら・・・なんて思ってはいたんですよ。そうか 、中文が読めるとそんな面白い事が分かるんだな。いやー、こりゃ楽しい、「金蛇郎 君」。
●かなりネタバレしてしまいましてすみませんでした!>みなさまでも、それでもさらに有り余る楽しさ、見所、ハラハラどきどきに富んだドラマです 。解様の出生のヒミツとは?牢屋の老人はなにものか?朝廷はなにを考えているのか ?などなど…なぞがなぞをよんでドラマが進んでいくという…。もし機会があったら 見てみてくださいね!もちろん、イーキンさまを拝むだけでも大満足の仕上がりです !
TEXT by まゆり&まさか