その17回目
「風雲II」(原題:風雲II 2009/12/10香港上映 日本未公開)
ども~!まさかです~。お元気でしたか?やってまいりました若奥様映画の部屋、久々の登場は「風雲Ⅱ」でございます。この映画、なんといっても私が香港で初めて見た記念すべき作品でございます。だから思い入れも深…くはないんだけどね、別に。(こらこら)四川大地震チャリティーコンサートの時に福留氏から「いや~、日本での公開が待ち遠しいね」と言われたのに実現ならず。DVDでの登場と相成りました。
ストーリーは雲が新しい技を磨き、風が爬虫類になった、(いや~ん(#^.^#))(いや~ん、やないやろ。)ってなお話。(はしょり過ぎだっつーの)いや、実際はしょり過ぎでしょ、この映画。風雲はご存じの通り香港の漫画が原作。なので、香港人ならばこの作品がどこの部分をピックアップしたものなのかが分かるんでしょうけど、私にはチンプンカンプン。予備知識なしで見たので、無意識に前作とつじつまを合わせようとしてしまい、香港で見た時は頭の中???だらけ。半年後、香港に向かう飛行機の中で日本語字幕つきを見た時、冒頭の説明文を読んで「ああ、前とは全然関係ないと思わないといけないのね。」とやっと分かった始末です。っつーことで、初見の方はそのおつもりでご覧ください。
前作の風雲はW主演ではありますが、どちらかと言うとラウ監督とイーのコンビにアーロンが参加した形でスタート。宣伝でもイーが中心っぽい扱い。でも、中身は感情たっぷりのアーロンが全てを持っていった感あり。イー自身は次回作で魔界に入っていく風を演じたく、早い段階から続編の撮影を希望していたのだけれど結局実現したのは10年後です。んで、10年経ってどうだったかと言うと、23の技を覚え新技まで会得した雲に対し、池に浸かって豹変しただけの風。敵と戦いながら風とも闘う雲、大切な人を失う雲、めちゃくちゃ叩きのめされる雲、とまあ、芋を食っても絵になるアーロン様に今度もやっぱり持っていかれています。(笑)
歳の差15歳!!他に女優はおらんのか!
見せ場の一つでもある風の恋愛シーンも超うす味。原作にはあるんでしょうけど、二人のそれまでが分からないから感情移入できず。第二夢が登場するシーンで風がそれを見つめる表情からしてお互い文通はしていても会うのは初めてといった感じ。会った途端に別れなきゃいけないから泣きたくなるのもわかるけど、う~ん、見ているこっちはそこまで気持ちが行かないのよね~。ただ、第二夢が隠している顔のあざ(傷?)をも愛情たっぷりに見つめるイーは絶品!!そこだけは、デコのピカリも気になりましぇ~ん。(#^.^#)しかしまあ、パン兄弟の映像って、凄いね。これほどまでに漫画チックに仕上げられるのかとびっくりです。本当に漫画が映画になった感じですよ。人をバッタバッタと切っていくところなんぞまさに漫画の一コマのよう。血を見るのが好きでない私としては非常にありがたい演出です。
さて、主人公二人を食いにかかっているのが見るからに仲の悪そうな親子、ニコ&ヤム。無表情に人を殺めるニコちゃんは超絶品。自分の美しさを余すところなく披露。芝居がうま過ぎてもったいない。そんなニコちゃんの横で相変わらずギラギラオーラ出しまくりのヤムヤムが小鼻を膨らましながら大奮闘。風、雲との三つ巴のアクションシーンはヤムヤムの動きの素晴らしさに感動。まだまだ若いもんには負けんぞ!って、さ、ヤムヤムそんな年寄りじゃないし。御歳55ですよ。HIROMI GOと同じじゃん!!すんげー!!(byルフィー)
さあ、私のお勧めイーショットですが、今回は何と言ってもアクションシーン。アーロンとのこれでもか、これでもか、これでもかーーーーーーってな長いアクションシーンが全て見せどころ。香港で見た日本人ファンの皆さんが、「お願いイーキンこれ以上アーロンをぶたないで~。」と拝んでいましたからね。(笑)蹴りを入れた後スーッと立つ姿の美しいイー。叩きのめされればされるほど美しくなっていくアーロン。あまりにも気に入っているせいか、それともそれが撮りたくてこの映画作っちゃったのか?って言うくらいこの映画の見せ場です。もうね、今まで登場した人の事忘れちゃうもの。師匠の無名も、風を魔物にした邪皇も、「あの骨は国の基盤だ。あれが無くては国が滅びてしまう。」と国王が言った骨を粉々にしちまったニコちゃんこと絶心も皆どこ行ったのさー!! \(゜ロ\)(/ロ゜)/この二人のシーンは本当に時間がかかったと思います。まず白塗りしたりしなかったりのイーのメイクで時間かかるでしょ。アーロンも血のりやら汚しやらで時間かかるし。アクションの振付があってリハして本番撮ってって、ああ、気が遠くなりそう。(@.@;)二人ともよく頑張りました。\(^O^)/
私としては風雲の友情部分をメインに置いて欲しかったな。原作にはないのかもしれないけれど。風と雲が邪皇にお目通り願うべく同時に膝まずいたり、あうんの呼吸で目くばせするところなど、イーやアーロンが演技で二人の絆を表現しても、「魔物にとりつかれたなら殺してくれ」と語るシーンだけでは全然物足りないっす。濃厚な兄弟関係、友情関係が見えてあのアクションシーンがあったら、涙しながら戦う雲の姿に世のご婦人がたはハンカチ大量に用意して号泣したに違いないと思う。こうなったらPrt.3に賭けるしかないわ!どう見ても3への予告としか思えない「風雲Ⅱ」。二人を助けて落ちて行った雲がそのまま死ぬとは思えないっしょ。
よし!こうなったら、私がイー中心の3を作るわ!
風はすぐに雲を探しに行くのだけれど剣を見つけただけで雲の遺体を発見することはできず、「二人を死なせて自分だけ幸せになることはできない、別れてくれ。」と第二夢を置いて姿を消すの。ン年後、雲隠れしていた絶心が悪行三昧をし、第二夢をさらってかこっちゃったりするの。キャー!!年老いた無名がやっとのことで風を探し出しその事を伝え、彼は再び剣を持つことに。絶心の城に一歩足を踏み入れた途端、携えていた雲の剣が振動を起こし、まるで生き物のように鼓動を始める。「もしや、雲が生きているのでは!」そこに現れたボロきれをまとった男。それはまさしく死んだはずの雲であった!(ボロきれと書きましたが、アーロン様の衰えていないであろう姿態をチラリ覗けるサービス付きよ。)雲の剣は風の手元から離れ雲の手に。剣を持った途端、雲は風を襲い始める。風は剣をかわしながら雲に呼び掛けるのだがまるで反応なし。「その男は記憶を失っているのだ。」絶心の冷たい言葉が胸に突き刺さる雲。生きていてくれた喜びと同時に罪の意識にさいなまれる風。決着がなかなかつかないことに業を煮やした絶心が第二夢を二人の間に放り投げた。第二夢をかばい雲の攻撃をまともに受けた風は深手を負ったまま、彼女と共に滝壺へ。(あるある、そういう展開)んで、どっかの洞穴にたどり着いて、なんでかそこには食べ物に困らず暮らせる設備が整っていて、傷の手当てをするって段取りでしょ?って、それじゃあTVBの古装片っしょ。ここは映画らしくリアルに行くべし。無名に助けられた風は絶心を倒し、雲を救うべく再び城に向かうのであった!!つ・づ・ くぅ~~(>.<)って、いくらでも続編できるぜ~!ヘイ!
って、いくらでも続編できるぜ~!ヘイ!(≧ο≦)人(≧V≦)ノああ、感想より妄想の方が多くなってしまったわ。(いや、いつものことでしょう)いかがでしょうか?パン監督、私の脚本は。(いや、妄想だから)
というわけで、皆様、「風雲II」ぜひ、ご覧ください。とりあえず、悪魔に乗り移られた風が第二夢を助けた後疾走する場面は、えがちゃんを彷彿とさせ爆笑間違いなしっす!(* ^―゚) ―☆
って、いくらでも続編できるぜ~!ヘイ!(≧ο≦)人(≧V≦)ノああ、感想より妄想の方が多くなってしまったわ。(いや、いつものことでしょう)いかがでしょうか?パン監督、私の脚本は。(いや、妄想だから)
というわけで、皆様、「風雲II」ぜひ、ご覧ください。とりあえず、悪魔に乗り移られた風が第二夢を助けた後疾走する場面は、えがちゃんを彷彿とさせ爆笑間違いなしっす!(* ^―゚) ―☆
Text by まさか