ども~、まさかです~。ご無沙汰ッス~。いや~、見ました?恋するバンパイア。タイトル通りのストーリーッス。以降ネタバレなので見ていない人は見てから読んでね。
イーは主人公キイラの両親を殺したバンパイア、デレックの役でした。初っぱなからの登場で奥さんウハウハっす。屋根の上に立つデレック。サイコーっす。キイラの両親を殺して振り向くデレック、サイコーっす。燕尾服とマントがこんなに似合う男は見たことない。このまま何も話さずにいてくれたらもっと良かったのに。なんで北京語~。( ´△`)そして吹替え~。(´д`|||)あれくらいの北京語ならイーでいいじゃん。確かに、これを大陸ならびに香港、台湾と上映したらイーの北京語で笑うかもしんないよ?でもさ、せめて日本ではイーの声でよくない?誰も知らないから笑わないって。イーの声が聞きたかった。これ、かなり切実。(T-T)
ともあれ、ホンワカしたおとぎ話のなかで、イーの部分はメッチャダークでストーリーを引き締めていました。デレックはその昔、キイラのおばあちゃんアリサが好きだったんですね。それを柄本明演じるじいちゃんに取られて人間を憎み、その子孫を殺しちゃうんですね。「人間とバンパイアの共存などあり得ない!」 とまあそんな程度の設定。ああ、物足りないわ。こんなんじゃ奥さん満腹にならなくてよ。アリスのことをどれくらい愛していたのかしら?やっと見つけたんじゃなくて本当はキイラが成長するまで待っていたんじゃないの?ああ、妄想は尽きないわ。
「お遊びはここまでだ。」
韓流悩殺スマイルはどこへやら、デレックの手下マイクはデート中のキイラと哲を引き離しアジトに誘拐。んでもって、それを助けるべく、デレックのアジトに乗り込む哲とじっちゃん達。力を合わせてなんとかマイク達手下を撃退。力尽きた仲間達に励まされ、一人デレックと対峙する哲!「キイラちゃんを返せ!」飛びかかる哲!軽くあしらうデレック。殴られようが蹴られようが、デレックのマント技に翻弄され、壁にぶち当てられて地面に叩きつけられ、ボロッボロになりながらもなおキイラを助けようと這いつくばってデレックの足にしがみつく哲。その頭を鷲掴みにして持ち上げ首を絞めあげるデレックに号泣のキイラ「やめて!あなたのものになります!」(いや~ん)「だめだ、キイラちゃん…。」「お願いその人を殺さないで。」キイラちゃんの涙に一瞬とどまるデレック。「そんなにこいつを愛しているのか。ならばなおさら生かしておけぬわ!」とどめを刺そうとするデレックに銀のナイフを手にしたキイラちゃん「ぎぇ~~~!」叫び声をあげながら体当たり!デレックの手が緩み地面にドサリと落ちる哲。デレックの胸に刺さったナイフを握りしめたまま震えるキイラ。その両肩をつかみ「アリス、どうしてなんだ、アリス。」悲痛な声でそうささやくデレック。その瞳に紫の光はなく、ただ愛しい人を映し出す。両手でキイラのほほに触れようとした手先からサラサラと消し飛んでいくデレック。かわいそ~、なんてかわいそうなのデレック~( ☆∀☆)(←このリアクションちゃうやろ)。とまあ、イーファンとしてはこれくらいのお話があってよかったんではなかろうかと、いかがです?監督。
それにしてもなんでこの話引き受けたかな。監督が若くて可愛いから?バンパイアのコスプレが出来るから?おまけに「日本で撮ろうよ。」ってワガママ聞いてくれたから?どれも正解!(んなわけないやろ)日本で撮影…は舞台挨拶で監督さんがそう言っていました。「イーキンさんは日本が大好きなんです。先日も九州の温泉に行ったみたいです。」と微博ネタを持ち出し、台湾で撮影する予定だったけれど、イーが日本がいいと言ったので撮影場所を探したり、少し苦労した的なことを暴露。いつからそんな大物になったんだイー。(笑)大物と言えば、今回なんだか大物扱いで、
エンドロールも止めの柄本明氏のひとつ前、「特別出演」ですよ。誇らしいより先にビビっちゃいました。恐縮です。
ともかく、引き受けたからには、どんな仕事でもキッチリするのがイーところ。マントをカッコよくひるがえすべく練習に練習を積み、日頃から牙を口にはめて慣れ親しみ、妻を相手に血を吸う練習(いや~ん)なんちゃって~。ああ、イーのアクションシーンはもっと見たかったな。風に吹き上げられたかのような髪形も決まっていましたね。日本のヘアメイクさんでしょうか。さりげなくソリソリ隠してくれてありがとう。それでも寄る歳なみは隠せず、UPでは頬のコケ具合が半端ないし、首筋の張りもなし。痩せすぎな感じがして奥さんちょっと心配。役柄からメイクとライティングでちょいと血色の悪い感じにしているんだと思います。いや、そう思いたい。(T-T)
上映前の舞台挨拶には監督、桐谷さん、戸塚さん、田辺夫妻、主題歌を歌ったなつめさんが登場。司会のお姉さん、順番にご挨拶を進め、撮影話なんぞに入ったんですが、「今回は海外の方との共演もあって、いかがでしたか?」と桐谷さんに振ると日本語、広東語、北京語、韓国語と入り乱れ、日本語を教えたりしてコミュニケーションをとったようなことを話していましたね。「イーキンさんとか日本語話せそうな雰囲気でしたよ。」ってコメントには思わず吹き出してしまいました。「無理無理」と突っ込んでおけばよかったかしら。「映画の中ではとっても怖いんですけれど、すごく穏やかで紳士的な方でした。」とコメント頂きました。あざーっす!さすがにこの歳で撮影の合間にゲームをしたり、キックボードやラジコンで遊んだりはしないだろう。(笑)監督さんは海外勢のキャスティングについて日中韓を超えた作品にしたい、みんなが楽しめる映画にしたいみたいなことをおっしゃっていました。それぞれファンの方が楽しんでくれるといいですよね。(text by Masaka)